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Manettia編集部

«レポート» 地球の歩き方『台湾ランキング&マル得テクニック』編集室スタッフがおすすめする台湾情報② 〜旬のスポットや東京で食べる台湾料理〜

2024年6月に『地球の歩き方 ランキング&マル得テクニック』からハワイと台湾の最新版が登場!


『地球の歩き方 ランキング&マル得テクニック』は、円安&物価高でもお得にハズレなく海外旅行を楽しみたい人にぴったりな1冊。このガイドブックを制作した地球の歩き方編集室の金子さんを取材しました。




◆金子さんが台湾好きになったきっかけはありますか?

 

金子さん:20年程前に台湾の担当になったのがきっかけです。台湾は行くたびにどんどん好きになります。行くと和みますし、人の温かさも魅力だと思います。

 

◆台北、台中、台南・・・金子さんが好きなエリアは?

 

金子さん:それぞれ魅力的で1つに絞るのは難しいのですが、いま旬ですごく進化しているという点では高雄ですね。ウォーターフロントをはじめ最新スポットがどんどん出来ていて、ぜひ注目していただきたいです。また、そういった最先端のところがあるのに対して、港町ならではのゆったりとした空気感もあり、例えばフェリーでいける旗津島(チージン)は海風を感じながらサイクリングで島を周ったり美味しい海鮮を食べたりと、そういう対照的なところも面白いです。

 

(写真:台南小吃 蝦仁飯)


(写真:台南小吃 小巻米粉)



今年(2024年)開都400年を迎えた台湾の古都、台南も好きなエリアです。遺跡や廟などのパワースポットがたくさんあり、安平(アンピン)の老街(ラオジエ)は、レトロな街並みで歩くだけでもすごく楽しいです。また台南は美食が多く、小吃(シャオチー/屋台や食堂で楽しめる軽食)も有名で、台南発祥の名物もたくさんあるので食べ歩きも楽しいです。


◆金子さんが個人的におすすめのお土産物は?

 

金子さん:いま注目という点では無印良品ですね。日本で買えない台湾限定商品もありますし、どんどん新しいものが出てきていて、自分土産ももちろんですが、ばらまきにも喜ばれますね!


◆台湾無印良品はパッケージも台湾らしさがあり可愛くてどれを買うか迷っちゃいますね。ところで金子さんの好きな、台湾のビューポイントはどこですか?

 

金子さん:九份(ジゥフェン)は大人気スポットですが、やはり夕暮れは本当に幻想的でおすすめですね。あとは湖の日月潭(リーユエタン)。早朝・昼間・夕方・夜と表情を変え、とくに早朝空の色が変わっていくのに合わせて、湖の水面の色も幻想的な色に変化していくのでおすすめです。


(写真:九份)



◆おすすめのパワースポットはありますか?

 

金子さん:叶えたい願いにもよりますが、恋愛だと月下老人がいる迪化街(ディーホアジエ)の「霞海城隍廟(シアハイチェンホアンミャオ)が有名ですね。商売(学問)や仕事は「行天宮(シンティエンゴン)」。ここは無料で「※収驚」もやってくれるので、心が落ち着かないときなどにおすすめです。金運は「南山福徳宮(ナンシャンフードーゴン)」ですね。廟へ参拝に行き恋愛成就して台湾人と結婚した編集室のスタッフ曰く何か所も掛け持ちしないで、一か所だけに集中することが大切みたいですね。※驚いたときに体から抜けた魂魄(こんぱく)を元に戻す

 



◆現地の人との素敵なエピソードがあれば教えてください

 

金子さん:初めて台南に到着した夜に道に迷ってしまい、通りかかった人に道を尋ねたら、遠回りをして現地まで案内してくれました。きっと同じような経験をした方も多いかと思いますが、行くたびに「人」に助けられています。やっぱり台湾の人は温かいなと思います。

 

◆台湾は朝食を外で食べると聞きますが、とっておきの朝食のお店を教えてください!

 

金子さん:『台湾 ランキング&マル得テクニック』の中で台湾のスペシャリストもおすすめしている、廟の中で味わう鹹豆漿(シェンドウジャン)です。観光客は少なく、現地の人が普段使いしているお店です。他にも本の中でたくさんおすすめの朝食店を紹介していますので、ぜひ見てみてください。


◆最近、映画『青春18×2君へと続く道』が話題になりました。金子さんは推しの台湾俳優はいますか?また最近台湾映画はご覧になりましたか?

 

金子さん:他のスタッフの推しになりますが、チェン・ボーリンなどが主演の『藍色夏恋』がおすすめです。また先日7月5日(金)から公開されている『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』をみました。台湾南部の鉄道路線「南廻線」を最初に開通させた人々の思いや、最近全線電化された事も紹介されているドキュメンタリー映画です。


(写真:『郷愁鉄路~台湾、こころの旅~』)



風景もとても素敵で画面を通して台湾を旅している気分になれます。また昔実際に走っていた車両が観光列車として修復て、台東駅と枋寮駅間を運行していますので、乗ることもできます。

 

◆注目している台湾アーティストはいますか?

 

金子さん:これも他のスタッフの推しになりますが「No Party For Cao Dong(ノーパーティーフォーツァオドン)」がおすすめです。

 

◆台湾のロックバンドで、今年のフジロックにも出演が決定しているアーティスですね。では、東京のおいしい台湾料理のお店を紹介してください。


金子さん:台湾の空気感を味わうなら新橋にある「香味」。ここのおすすめは魯肉飯。あとは神田にある「東京豆花工房」の八賽冰(バーバオビン)。普段水曜日が定休日のお店ですが、夏季のみ水曜日に限定提供しているメニューです。今のシーズンにぴったりです!


(写真:『東京豆花工房』)



◆いま日本では女性を中心に台湾ブームですが、その現象をどのように見ておられますか?

 

金子さん:台湾のキーワードは「癒し」かなって思っています。人はもちろん、時間の流れや、食、お茶など、すべてに癒されると思います。街中も古いものを大切にしながらリノベーションして、うまく再生させて新しい価値観や文化を生み出しています。そういったところも癒されるポイントではないでしょうか。みなさんが今そんな癒しやホッとする安らぎを求めているのかもしれませんね。

 

◆金子さんが伝えたい台湾の魅力は?

 

金子さん:食はもちろん大きな魅力ですが、食以外では街のいたるところに廟や寺院があり、台湾の人にとって参拝することが生活に密着し欠かせない習慣になっています。毎日の平安や穏やかな暮らしに感謝して、自分や家族、友人の幸せを日々願う、そういった謙虚であたたかい気持ちが、人柄となり台湾の魅力につながっていると思います。



(text&photo:Tomoko Takeuchi)


地球の歩き方 台湾 ランキング&マル得テクニック!https://www.arukikata.co.jp/web/directory/item/101377/


定価 1,430円(税込)

発行年月 2024年06月

判型/造本 B5変

頁数 128

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